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書斎本舗の資料室

『信長の野望 天翔記 スーパーガイドブック』コーエー 1996


    B6判/当時の定価  1,200円

流 通 度:★★★(十分流通している
攻略本気度:±0(中立的)

SFC版の天翔記は、容量の制約なのか、
他のハード機に比べて、少しムードの違う
ゲームでした。
個人的には、SFC版特有の披露(御前試合等)
が面白かったので、動画にまとめました。
ぜひ、ご覧下さい。

こちらの攻略本は、SFC版天翔記専用です。
披露の際に欠かせない家宝リストも掲載
されています。

このリストをもとに実物鑑賞巡りというのも
面白そうです。
興味を示された教養ある貴方のため、
代表処だけ、所在(又は展示先)を整理します。

■武具
・鬼丸(1)オニマル
 天下五剣のひとつ。鎌倉期の名刀で、
 その後、天下に名だたる人物を渡り歩く
 運命が数奇。現在は天皇家御物。

・吉光骨喰(2)ヨシミツホネバミ
 鎌倉期・粟田口吉光の作。剣はやはり
 鎌倉期の古刀が良いみたいですね。
 大友家の宝。宗麟プレイ時は購入必須!
 明暦期に焼けたが再刃現存。
 豊国神社蔵。重文(旧国宝)。

・宗三左文字(3)ソウサンサモンジ
  ‥京都国立博物館(京都)
・村正(3)ムラマサ
  ‥徳川美術館(名古屋)他
・和泉守兼定(4)イズミノカミカネサダ
  ‥土方歳三資料館(東京・日野)他
・圧切(5)ヘシキリ
  ‥福岡市博物館(福岡)
・日本号(2)ニホンゴウ
  ‥福岡市博物館(福岡)
・黒漆塗五枚胴(1)クロウルシヌリゴマイドウ
  ‥仙台市博物館(仙台)
・金陀美具足(3)キンダミグソク
  ‥久能山東照宮(静岡)
・花色日の丸威(4)ハナイロヒノマルオドシ
  ‥徳川美術館(名古屋)
熏韋素懸威(5)フスベガワスガケオドシ
  ‥東京富士美術館(東京・八王子)他

■茶道具
・青磁馬蝗絆(1)セイジバコウハン
 足利義政所蔵期にできた鎹(カスガイ)の
 補修痕で価値が高まった?
 現在は東京国立博物館蔵。重文。

・青磁松本(2)セイジマツモト
 室町時代応仁・文明頃の茶人・松本珠報
 の逸品。
 戦国期に堺の住吉屋宗無から信長の手に
 渡った際は、5000貫(今なら億単位か)
 という戦国期でもっともバブリーな宝。
 信長と共に本能寺で華と散る。現存せず。

・曜変稲葉天目(8)ヨウヘンイナバテンモク
 国内4点目の曜変天目が、令和の最近、
 真贋論争を巻き起こしています。
 曜変天目。それはキラキラした宝石の
 ような茶碗で、希少性も高いのです。
 こちら淀藩稲葉家の宝は、大正期の
 蔵品売立てを経て、三菱財閥の手に
 収まる。
 現在は世田谷の静嘉堂文庫の蔵。国宝。
 
・黒楽大黒(4)コロラクオオグロ
 楽茶碗の筆頭は長次郎の銘碗。
  ‥国立近代美術館(京都・東京)
・赤楽早船(5)アカラクハヤフネ
 大黒と並び、長次郎七種の栄えある逸品。
  ‥畠山記念館(東京・白金)
・白楽不二山(6)シロラクフジサン
  ‥サンリツ服部美術館(長野・諏訪)
・青井戸柴田(7)アオイドシバタ
  ‥根津美術館(東京・南青山)
・絵志野卯花墻(8)エシノウノハナガキ
  ‥三井記念美術館(東京・日本橋)
・唐物三日月(1)カラモノミカヅキ
  ‥現存せず。
・唐物松島(2)カラモノマツシマ
  ‥現存せず。
・松花(5)マツハナ・ショウカ
  ‥徳川美術館(名古屋)
・九十九髪茄子(1)ツクモナス
  ‥静嘉堂文庫(東京・世田谷)
・珠光小茄子(2)ジュコウコナス
  ‥現存せず。
・古天明平蜘蛛(1)コテンミョウヒラグモ
  ‥現存せず。

■美術品
・蘭奢待(1)ランジャタイ
 正倉院宝物展で拝める香しい流木。
 歴々の権力者(足利将軍、信長、明治
 天皇他)が、この流木から木片を取って
 お香を楽しんだ。
 拝観したときの感想ですが、切り取った
 位置にそれぞれの人物の個性を垣間見る
 気がしました。

凡例:()内数字はゲーム内等級です。
ふりガナは攻略本準拠。
※所蔵先は2020年8月調べです。
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大人のための、遊び心ある書斎と書棚づくりを応援する 『書斎本舗(しょさいほんぽ))』です。 当店では主に、90年代の名作ゲームに関する攻略本を ヤフオクで取り扱っています。

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こちらブログでは、店主が過去に出会った本について備忘の為、 記録していくことにしました。 基本的に単なる書評です。 が、特に攻略本類のみは 『流通度』と『攻略本気度』という指標値を入れてみました。 中古攻略本の購入検討時には参考にして下さい。

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